トリックテイキングゲームに関するwikiです。

キャット イン ザ ボックス (Cat in the Box)

・プレイ人数 3-4人
・プレイ時間 30〜45分程度
・発売年 2020年
・メーカー名 操られ人形館
・デザイナー名 常時 次人氏
・難易度 B

直訳は「箱の中の猫」だが、モチーフは物理学のテーマである「シュレディンガーの猫」
元々は量子力学の思考実験で、観測できない素粒子をどのような科学的な立ち位置で解明するのかを例えている。

1時間後に50%の確率で死ぬかもしれない箱の中の猫。
1時間経過して、果たして生きているのか死んでいるのかは判らないが、そんな判らない状態で存在している猫。
箱を開ければ解決するのですが、箱を開ける(観測する)事が出来ない。

こんな設定を見事にトリテの世界に盛り込んだ傑作ゲーム。

カードには数字で強さ(ランク)は表示されていますが、スートがありません。
プレイヤーが手札から場に出した際に、「これは**のスートにします」と宣言して初めてスートが決まります。

手札にあるうちは「箱の中の猫」なので、どのスートかは判らない。
場に出して(箱を開けて)からスートが判るという仕組みです。

同時に場にはボードがあって、宣言によって使用されたスートとランクがボードにマーキングされます。
以降、そのカードは使用済みとして宣言することはできなくなります。

一方フォローする場合、基本はマストフォローですので同じスートを宣言してカードを出します。
フォローしたくない場合は別のスートを宣言できますが、以後はフォローしなかったスートは出せなくなります。
フォローしなかった人にとって、そのスートはボイドのスートとなります。

このようにプレイヤーがスートを選びながらトリックを続けていくことになります。

勝利はビッドの達成だけでなく、ボード上のマーキングを狙う手法もあり、面白味を増しています。

紹介動画
TGGチャンネル/【キャットインザボックス】


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