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ナインティナイン　（９９）

３人専用の独特のビッドシステムを採用したトリテです。
傑作トリテとの評価が高いゲームです。

・人数：３人
・プレイ時間：４０分
・デザイナー名：デビット・パーラット
・難易度：Ｂ：中級者向け


ゲームの目的：ビッドした通りにトリックを獲得して高得点を目指すこと。

道具：トランプのショートパック
　　　　　各スートの２〜５を取り除いた３６枚＋ジョーカー１枚　計３７枚
　　　スコアをまとめるメモと筆記用具など

■セットアップ
トランプを１組用意して、各スートの２〜５までを取り除き、ジョーカーを１枚加えます。
カードの総枚数は３７枚となります。
適当な方法で親を決めます。
トランプ３６枚を全員に配ります。
手札は１２枚づつになります。
余った１枚を表にし、表示されたカードのスートが切り札のスートになります。
もしジョーカー、あるいは「９」が表になったら、そのラウンドは切り札なし（ノートランプ）となります。

■ビットの方法
配られた１２枚の内、任意の３枚を選んで裏向きに場に捨てます。
手札の残り枚数は９枚ですので、総トリック数は９トリックになります。
捨てた３枚はトリックプレイには使用しません。

この時の捨てたカードのマークによってビッドをします。
下記のように、それぞれのマークで自分が獲得すべきトリック数を表します。
ダイヤ　＝０ビッド
スペード＝１ビッド
ハート　＝２ビッド
クラブ　＝３ビッド

例えば、捨てた３枚のうち　ダイヤを１枚とスペードを２枚捨てたとすると
ダイヤ０ビッド×１枚＝０トリック ＋ スペード１ビッド×２枚＝２トリック　で合計２トリック取ることが目標となります。

クラブを３枚捨てると　クラブ３ビッド×３枚＝９トリック、つまり全てのトリックに勝つことを意味します。
逆にダイヤを３枚捨てると、トリックを１つも取らないというビッドになります。

自分の手札の強さ（持っているハイカードや切り札の枚数）を考慮してビッドして下さい。
ただし、手札は強いがダイヤを捨てると獲得目標が少なくなってしまう、などのジレンマもあります。

■ビッド・手札の公開
全員が３枚を捨てたところで、親から順番にビッドカードを公開するか、手札も公開するかを宣言します。
ビッドの公開を「デクレア」、ビッドと手札の公開を「リビール」と呼びます。
公開すれば相手に情報を与えますが、ビッドを達成した際に大きなボーナスが加算されます。

親がパスすれば次のプレイヤーに公開する権利が移ります。
誰かがデクレアを宣言したら以降の人はデクレアはできず、パスかリビールのみとなります。
デクレア宣言の後にリビール宣言されたらデクレア権は消滅し、宣言する人は最終的に一人のみです。

宣言者が確定したら、デクレアならビッド札３枚を、リビールならビッド札と手札全てを表にして見せます。
だれも公開宣言をしなければトリックプレイに入ります。

■トリックプレイ
マストフォローでプレイを行います。
トリックに勝った人はそのトリックのカードをまとめて裏にして自分の前に置き、獲得したトリック数として表示します。
トリックに勝った人が次のリードを行い、これを９トリック行います。

手札にジョーカーを持っていたら、切り札として表示されたカードと同じものとして扱います。

■ビッドの判定
９トリック終わった時点で、伏せていたビッドカードを表にします。
ビッドした通りのトリック数を獲得していればボーナス得点を得ます。

■得点の計算
全員がそれぞれ得点を計算します。

１，獲得したトリック数　２トリック勝っていれば２点、１トリックも勝っていなければ０点です。

２，ビッドに成功したら　３人のうちで
　　１人だけビッドに成功したら　＝３０点
　　２人がビッドに成功したら　　＝２０点づつ
　　３人ともビッドに成功したら　＝１０点づつ

３，ビッド札をオープン（デクレア）して
　　ビッド通りにトリックに勝てば　＝３０点　失敗すれば　＝他のプレイヤーに３０点づつ

４，ビッド札と手札をオープン（リビール）して
　　ビッド通りにトリックに勝てば　＝６０点　失敗すれば　＝他のプレイヤーに６０点づつ

それぞれの得点をメモなどに書き留めて、次のラウンドに移ります。

■ゲームの終了
得点計算後に誰かが１００点に到達したらゲーム終了で、その人の勝ちです。
複数が同時に１００点を超えたら、より高得点の人が勝利です。

■ゲーム名の由来
リビールして６０点を獲得し、単独でビッドに成功して３０点を獲得し、９トリック全てを獲得すると９９点が最高点となります。
「ナインティナイン」のゲーム名はここから来ています。


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